コロナウイルス感染拡大で直接会って話し合うことやスタッフが施設間を往来することが難しくなっていますが、このような中でもハートアライアンスのプロジェクトを進めるべく、3施設の臨床工学技士でオンラインミーティングを行いました。

私たち臨床工学技士は、心臓手術の際に心臓と肺の機能を代行する「人工心肺装置」を操作します。
臨床工学技士は、病院内における様々な医療機器を扱いますが、中でも人工心肺業務やコロナウイルスの治療でも話題になっているECMO(エクモ)という補助循環装置の業務に従事する者をPerfusionist(人工心肺技士)といいます。

ハートアライアンスのPerfusionist 部門として、Perfusionistアライアンスを結成しました。
ハートアライアンスのプロジェクトのひとつに手術の標準化があります。
施設内、施設間で手術を標準化することで、安全性・効率性を向上し、かつ施設間での連携を行いやすくするという取り組みです。

しかし、人工心肺装置のシステムや教育方法は各施設で異なり、まったく標準化されていないのが現状です。
人工心肺装置のシステムや教育方法についても3病院それぞれの最もよい部分を取り上げて標準化していきます。

今回のオンラインミーティングでは、コロナウイルス感染拡大における各施設のECMOなどの医療機器や医療資材の現状について情報共有をして、さらに今後のPerfusionistアライアンスの展望について議論しました。

Perfusionistは人材育成がどの施設でも課題であり、今後人工心肺マニュアルの共有(虎の門病院と東京ベイ・浦安市川医療センターではすでに共通のマニュアルを使用)していくことや、施設の枠を超えたトラブルシューティング研修による教育について話し合いました。
またハートアライアンス内で人工心肺に関連する多施設共同研究についても話し合いました。

私たちPerfusionistアライアンスでは、
1.人工心肺システムの標準化、2.人材育成(教育)、3.臨床研究で連携し、質の高い医療を提供していけるよう協力していきたいと思います。

虎の門病院 臨床工学部 長嶋耕平