ハートアライアンスフォーラムを聖路加国際病院のトイスラーホールで行いました。雨の降る中、北海道、青森県、静岡県、岡山県など全国から60名の外科医、研修医、学生さんが集まりました。またWEBからは約30名が参加しました。この中で、40名は順天堂・ハートアライアンス修練施設群外の研修医および学生さんでした。3時間のフォーラムでは、セッション1:連携と集患を考える、セッション2:心臓血管外科医のキャリアを考える、セッション3:修練施設の紹介~当院の強みはコレだ!の3つのセッションに分け、活発なディスカッションが行われました。

セッション1では、働き方改革、集患、病診連携、これらの一つ一つが若手医師の手術に集中できるシステムを作り上げているという点をご理解いただけたかと思います。セッション2では、40代前半で活躍されている順天堂・ハートアライアンスの3名の先生にご登壇いただき、それぞれの軌跡と大切にしている事についてプレゼンしていただきました。それは、人との出会いとその出会いを活かすための準備、論理的思考を手術技術にも広げるための論文作成など、私にとっても大変興味深いものでした。若手の先生にとって、ロールモデルとなる先生方がどのように成長してきたのか、その道は一つではないけれども共通点もあるという事もご理解いただけたかと思います。それは持続的なpassionです。セッション3では、病院ごとの特徴と様々な取り組みを紹介しました。

この度はご参加いただき、ありがとうございました。またお手伝いいただきました皆様にも感謝申し上げます。ハートアライアンスでは、共通化と共有化を通じて、より良い医療と若手にとって働きやすい環境を提供できるように努めて参ります。

文責:阿部恒平