ハートアライアンス2020-07-14T18:17:41+09:00

心臓・血管の病気に関する無料オンライン相談

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病院の垣根を越えたチームで医療現場を変える

ハートアライアンスは、
病院の垣根を越えたハートチーム(心臓血管外科医、循環器内科医、麻酔科医、看護師、臨床工学技士、理学療法士などからなる循環器治療チーム)で、従来の常識にとらわれない「医療業務の効率化」、「医療スタッフの働き方改革」、「新しい時代で必要とされる人材育成」に取り組み、医療の質向上と持続可能な医療現場体制の確立を目指しています。

ヒストリー
2016年から東京ベイ・浦安市川医療センターと聖路加国際病院の心臓血管外科は、心臓血管外科医の育成で連携を始めました。2018年からは、外科医の労働時間が長かった東京ベイ・浦安市川医療センターの緊急手術オンコールに聖路加国際病院の外科医が加わり、病院の垣根を越えた働き方改革に取り組み始めました。同時に、緊急手術の多い東京ベイ・浦安市川医療センターでどうしても緊急心臓手術を行えない状況の際、患者さんを聖路加国際病院に迅速に搬送する取り組みも開始しました。緊急ではない待機手術においても、どちら一方の病院で外科医不足の際に、他方から支援を出す柔軟な体制を作ってきました。

2019年には虎の門病院の循環器センター外科が加わって3病院でハートアライアンスを結成しました。さらには、緊急心臓手術が行うことができない病院の心臓血管外科医も3病院での緊急手術オンコールに加わり、3病院+αでの連携体制を築いています。最初は心臓血管外科医だけの連携であったのが、循環器内科医、麻酔科医、手術室看護師、臨床工学技士、理学療法士など幅広い職種において連携の輪ができつつあります。

Mission

患者、医療従事者、医療機関、社会のために

医療現場からイノベーションを起こす

Project

Project 1 外科医のスキル+空き時間をシェアする試み

東京ベイ・浦安市川医療センターでは、集中治療医が夜間休日を含めて術後管理を担っており、また病棟業務の多くを診療看護師が担っています。手術を終えた外科医が夜通しベッドサイドに張り付くということがありません。ただし、夜間の緊急手術を含めて手術は外科医にしかできないことです。あなたがもし心臓手術を受ける場合に、休みなく働いて疲弊した外科医に手術をしてもらいたいでしょうか?

テレビなどでは不眠不休で働く医師が「医師の鏡」として取り上げられることもありますが、休みのない勤務が続くと日中の手術やその他の診療の質が低下することが予測できます。医師個人の体力と気力に頼るのではなく、効率的で無理のないオンコールの体制を作って、外科医や手術に関わる医療スタッフがしっかりと休息をとる時間を確保することが重要なのです。

一般的に、心臓や大動脈の緊急手術は、通常2名か3名の外科医で行います。現状では各病院で毎日緊急手術に対応できるよう、2~3名のオンコール体制を取っています。緊急手術が来ない日も各病院で2~3名の外科医を拘束することは非効率的ですし、実際に3病院で同時に緊急手術ということはきわめてまれです。

そこで、オンコール医師の一部を3病院で共有化すること、さらには緊急心臓手術に対応していない他の病院に所属する外科医にも、3病院の緊急手術を支援してもらうシステムを構築中です。あらゆる分野でシェアビジネスが活況ですが、これはまさに「外科医のスキルと空き時間」をシェアする試みです。

このシステムは病院が強制するものではなく、心臓外科医の自由な参加意思に基づいて成り立つもので、このシステムに加わる外科医は緊急手術において高い手術手技を備えていることが前提です。

また、同じ病院にて連日あるいは1日に何件も緊急手術となると、外科医だけでなく麻酔医や手術室スタッフも疲弊します。そのような場合に、3病院間で円滑に連携し、速やかに患者さんを搬送して手術を行うシステムを整えつつあります。時と場合に応じて医師が動くまたは患者さんが動くことで、患者さんと医療者両方にとって最善の手術環境作りを目指しています。

Project 2 心臓手術における標準化

同じ医療行為であっても医師によってやり方が様々、ということは医療現場で日常的にみられることです。自分のやり方や道具にこだわる医師は多く、周囲のスタッフは担当する医師によって別のものを準備したり、やり方を変えなくてはいけません。それでは業務が煩雑になり、ミスも起こりやすくなります。医療行為を標準化することは、仕事の効率化や安全性向上において非常に重要なことなのです。

東京ベイ・浦安市川医療センター、聖路加国際病院、虎の門病院の心臓血管外科ではそれぞれ手術や周術期管理の標準化に取り組んできましたが、今その試みを病院の枠を広げています。全ての手術手技を統一することは困難ですが、ドレープ(手術の際に患者さんの体を覆う清潔な布)の形や貼り方、人工心肺の回路、開胸・閉胸などの基本手技は3病院で標準化することができると考え、標準化に向けてワーキンググループを立ち上げました。

手術の基本的な要素を標準化すれば、いつ、誰が、どの病院で、誰と手術をすることになっても違和感が生じません。心臓外科医はもちろん、看護師や臨床工学技士などのコメディカルも、スムーズに手術を行うことができるでしょう。緊急手術で医師が行き来しても、皆がいつもと同じように手術できるようになり、より安全で効率的になると考えられます。
3病院の心臓外科医はこだわりがないわけではありません。ただ、ほかの医師に浸透できないこだわりは大したこだわりではないこと、良いこだわりは皆で共有するべきであることを知っています。

Project 3 手術説明資料の刷新と標準化

イラストレーターやデザイナーから成るメディカルイラストレーションのプロフェッショナル集団であるLAIMANと共に、新しい手術説明資料を作成しています。現在各病院で使用している資料は、文字数や難しい単語が多く、とても分かりやすい資料とは言えません。新しい資料では、イラストが多く使用され、文章は最小限かつ理解しやすい表現となり、さらに書き込みスペースが十分あって、個々の患者さんに対するオーダーメイドの説明資料にすることができます。見やすさにこだわった色やデザインを使っていることも特徴です。分かりやすい資料を作ることは、何より患者さんと医師の距離を縮めることに役立ちますし、医師の説明時間の短縮にもつながります。もちろん、これらの資料はハートアライアンスの病院で共有するので、どの医師がどの病院でも同じように手術を説明できるようになります。

今後の取り組み

このほか、医師がどこにいても治療方針について話し合えるオンラインカンファランスの促進や、若手医師や診療看護師の教育カリキュラムの標準化などにも取り組んでいきます。また、心臓外科医だけでなく循環器内科医や麻酔科医もそれぞれ相互支援や標準化に取り組みはじめています。看護師や臨床工学技師もワーキンググループを立ち上げて、手術の質向上に取り組んでいます。

心臓手術でよい結果を出すには、もちろん外科医の技術が重要ですが、それを最大限生かせるチーム体制やシステム作りが欠かせません。これまで各々の病院が院内でのチーム医療体制作りに努力してきました。これからは、院内チームに加えて病院の垣根を越えたチームを作り、患者さん、医療従事者、病院、社会の4者にとって有益かつ持続可能な体制を作っていきたいです。そのために、これまでの常識やしきたりにとらわれず、革新的なアイデアと行動力で勝負していきます。

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田端 実
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代表理事
 阿部 恒平
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理事
柴山 謙太郎
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三隅 寛恭
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監事

−ハートアライアンス 関連団体−

一般社団法人 東京ハートラボ

一般社団法人ハートアライアンス

名称:一般社団法人ハートアライアンス(HEART ALLIANCE)
組織
代表理事:田端 実
理事:阿部 恒平
理事:柴山謙太郎
監事:三隅寛恭
事務局:一般社団法人ハートアライアンス事務局
(株式会社Vitaly内)
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-15-22-5F
info@heart-alliance.jp

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