12月1日~5日の日程でオンライン開催されました病院マーケティングサミットJAPAN2020で「ハートアライアンス合同企画セッション」を行いました。病院マーケティングサミットJAPANは「人々の生活に真に貢献する医療」をテーマに医療従事者だけでなく、幅広い分野のエキスパートが集って、医療問題に関して議論する場です。今年はオンライン開催となりましたが、1000名以上の聴講者を動員して注目を集めました。
合同企画のテーマは「コロナ禍における心臓外科診療の施設間連携」でした。
コロナ禍において病院内では3密を避ける対策が取られていますが、チーム医療の重要度が高い心臓外科診療ではチーム内連携と3密回避を両立する工夫が必要となります。また、院内でクラスターや濃厚接触が発生し、ある日突然医療チームが機能しなくなるということが、心臓外科領域でも報告されています。それをどう防ぎ、また万が一そうなった場合にどう対応すべきなのかを3施設の心臓外科医、麻酔科医、感染症医、手術室看護師が参加し、具体的な取り組みを発表して議論しました。コロナ前から進めている心臓外科の施設間連携が、コロナ禍においても有用であることを再確認し、同時にいくつかの課題を見出すことができました。ハートアライアンスは、コロナ禍においても病院の垣根を越えたチーム医療で、心臓外科手術のアウトカムを向上していきます。
アーカイブセッションが6月頃まで聴講可能ですので、ご興味がある方は是非ご覧ください。
ハートアライアンスでは、コロナ禍でも連携を進めてより良い医療を提供できるように努めて参ります。