なぜかしら、看護師は他施設に見学に行くハードルがとても高く、他施設の看護を見て学ぶ機会が少ないのです。特に手術室は病棟と異なり、病院の中に1部署しかなく、自分たちが行っている看護を振り返る機会や他者から意見や助言をもらう機会が少ないという特徴があります。

虎の門病院、聖路加国際病院、東京ベイ・浦安市川医療センターの心臓血管外科医が医療の質向上や働き方改革、若手育成を目的に連携しようとはじまったのが「ハートアライアンス」
名称からして、外科医だけの連携ではなく、ハートチーム全体の連携を目指しています。そこで、3施設の手術室看護師でハートアライアンスのナース部門として立ち上げたのが「ナーシングアライアンス」です。

3施設の看護師が集まり、「よりよい看護の実現」のための取り組みを始めました。具体的には、3施設で、手術室看護の標準化、知識や技術の共有、さらには相互教育や共同研究などを行っていきます。

2019年11月に3施設の手術室看護師が約30名集まり、第1回ナーシングアライアンスを開催しました。各施設の特徴や手術室教育の現状を共有し、交流を深めました。ゲストとして、東京ベイ・浦安市川医療センターの診療看護師に自身の活動を話していただき、診療看護師がいない虎の門病院、聖路加国際病院の看護師からは多く質問が飛び出し、活発な議論が繰り広げられました。

今後は手術室以外の部署にもこの取り組みが広がって、ハートアライアンスの目指す、医療の質向上、働き方改革、若手育成を実現していきたいです。

虎の門病院 手術室看護師 前田 浩